コンクリート断面修復

コンクリート中の鉄筋がサビてしまったら・・・


施工実績を紹介します。


今回は、断面修復 + 増し打ち





その案件は、木造住宅の基礎に起こった劣化について


鉄筋がコンクリート表面に近い場所に配置されていました。


このため、鉄筋はコンクリート成分の強アルカリの守りは程なく


中性化による劣化の影響を受けていました。


鉄筋は、サビるとその体積を膨張させます。


膨張した鉄筋は、コンクリートを押しのけ ひび割れます。


直接的に水と二酸化炭素が侵入するので 劣化速度は上昇します。


このような状態で補修工事となりました。




1)鉄筋の状態を確認するため鉄筋周りのコンクリートを除去(はつり取り)







2)鉄筋の劣化は、小さかったためディスクグラインダーによるサビ落とし






3)サビ止めを塗布






※写真のとおりペンキではございません

補修用のサビ止め(防錆剤)




4)残ったコンクリートのはつり面にプライマーを塗布







5)コンクリートを元の厚さより5cm増して、鉄筋のかぶり厚さを確保して打設





モルタル仕上げにて完了!




見識なく補修工事を行うと、やり直しとなってしまう場合があります。

鉄筋のサビを取り除き、必要に応じて補強を行うことが大事です。




劣化原因は、複合的で複雑なことが普通です。

簡単なようで、非常に難しく、奥が深いものです。




対策は、よくご相談されることが大切です。




気になったら ぜひ お気軽に相談してみてくださいね。

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