今年もアカウミガメの産卵シーズンに入りました

浜松の海岸 中田島砂丘がある遠州灘海岸は、日本国内でアカウミガメの一大産卵地です。


今年も産卵シーズンが到来しました。


ここ数年は、産卵数が減少が大きく 心配されているところです。 


ウミガメは、海洋に生息している爬虫類で、7種が確認されています。


そのどの種も 絶滅のおそれのある種として レッドリスト に掲載されています。






浜松市でも、5月のシーズンが始まる前の ゴールデンウィークが開けたころに


「ウェルカメクリーン作戦」を開催し、砂浜の清掃を行って受け入れることをされています。


浜松市内では関心も高いので、ウェルカメクリーン作戦のあとは、しばらくゴミの少ない中田島砂丘が広がります。










アカウミガメは なぜ卵を保護しないといけないのか?




それは、絶滅危惧種であることはもちろんですが、


ふ化した子ガメは 海に向かっていきます。


が、ここに問題があるのです。



どうして海の方向がわかるのかというと。。。



アカウミガメは 海上の僅かな紫外線を頼りに海の方向を知ります。


夜間の照明灯(とくに水銀灯)は、紫外線を発しています。


こうなると、夜のうちにふ化して海に向かおうとすると 海がどちらかわからなくなるのです。


このため、卵を保護して 明るいうちの放流によって、海の方向を間違って迷子にならないようにしています。



保護動物であるアカウミガメ


静岡県では、アカウミガメの産卵調査においても許可によって、登録した調査員が調査を行っています。





今年も、変わらずアカウミガメの産卵調査に行ってきます!