今回は新築のクローズ外構の現場のご紹介です。

お施主様からのご要望で駐車場~玄関までの導線
プライベートな空間を囲った空間で創りたいとお聞きいたしました。
タイトルにも記載したクローズ外構とはブロックやフェンスなどで囲い、外部からの視線をさえぎる外構のことで、プライベート空間を創りたい方に最適な外構の種類です。

そこでどのような形で仕切るか、どのくらい塞ぎたいかなどプランしていくにあたって必要なことをお聞きしご提案をいたしました。
地面から4段ほどは、ブロックで施工いたしました。ブロックを使用することで完全に目隠しすることができ、
ブロックの外側と内側とで高さにちがいがあった場合でもそこを補うことができます。それに、地面の仕上げ方も完全に区別することができます。
ブロックは、東洋工業のドゥーロックで施工いたしました。
ドゥーロックはグレー色の普通ブロックと比べるとやはり価格は上がってしまいますが、防汚処理されており長期にわたりキレイに保ってくれます。

そして、ブロックの上には目隠しができるフェンスを施工いたしました。
ブロックの上はフェンスを立てれるように穴が開いています。それを利用しフェンスを施工いたしました。
完全に目隠しできるフェンスでルーバーという細長い羽板(はいた)隙間を開けて平行に並べたものになっており、風は抜けるようになっているフェンスをしました。
そんな目隠しフェンスは、LIXILフェンスABのYL2型のラッピング色(チェリーウッド)を選びました。
木目フェンスは各メーカーから出ておりますし、価格だけで言えばこの商品より安価なフェンスはありました。しかし今回使用した商品以外のフェンスが、「表のみ木目」という点がお施主様のイメージとは合わずこのフェンスABのYL2型を選択しました。高さは1.2mを選択し、合計で1.7mくらいの目隠し壁ができました。

中のお庭にはリビングからそのままつながるタイルデッキを施工いたしました。

タイルデッキの仕上げ高さは主に2種類があげられます。
1つめは、建物外壁の少し下(基礎と外壁の境目)を仕上げ高さとする。
タイルやコンクリートを直接外壁に当てて施工することはありません。建物の通気をふさいでしまったり、タイル・外壁のどちらも痛めてしまう可能性があるからです。
それでも少しでも掃き出し窓から高低差を無くしてタイルデッキを設置したいという方が多いと思います。そのため、一般的には建物外壁の少し下(基礎と外壁の境目)で施工する方法が多いです。

2つめは、掃き出し窓の少し下までタイルデッキを上げたところを仕上げ高さとする。
今回はこちらを採用いたしました。
ここでなにか疑問に思うことはありませんか?
そうです。上記でお話した内容と矛盾していますよね。
実は、建物の外壁に当てず施工する方法もございます。これはある部材を利用することで施工することができるようになるのです。
色々な商品があるかと思いますが、今回使用したのは名古屋モザイクのラスティックウッドという商品です。
これは、建物との間に隙間を空けブロックなどで壁を設け、その金具を利用してその隙間を隠すという商品です。
これを使用することでリビングからフラットで外とつなぐことができます。
ここまで良い点をお話してきましたが、デメリットもあります。
まずは費用面。
施工の手間、部材の費用とその工事費が1つめより加算要素となります。
それと、隙間のメンテナンスができないことです。
隙間が見えなくなり手も入らなくなるのでメンテナンスができなくなってしまいます。
ですが、これは割り切る方が多いです。もう見えないのでメンテナンスする必要もないと考えることができます。

そして、タイルデッキの下は人工芝で仕上げました。
人工芝の下には防草シートも敷いたので、メンテナンスのいらない素敵な空間を創ることができました。
人工芝は2m×10m巻を使用し中庭に敷き、残りを門柱裏のスペースに使用することで余すことなく人工芝を使用できました。

門柱は下地にグレーの普通ブロックを積み、塗装するための下地処理をしたのち、塗装剤は四国化成のパレットで仕上げました。カラーは406です。高さは地上高1.5mです。
門柱の間にはフェンスと同じメーカーで揃えたLIXILのアルミ製の柱(10cm×10cm、チェリーウッド)をアクセントに施工いたしました。
お庭に統一感もあって、ステキな仕上がりになりました。

駐車場から玄関まではコンクリートで仕上げました。
コンクリートは刷毛仕上げとし、滑りにくい仕上げ方法にいたしました。

庭廻りに防草シートと粒砕石を敷きました。
防草シートを敷くことで初期投資は掛かってしまいますが、後々のメンテナンスが少なくなるため、おすすめしております。


~~今回使用した商品~~

ブロック:東洋工業 ドゥー・ロック
フェンス:LIXIL フェンスAB YL2型
タイルデッキ:名古屋モザイク ラスティックウッズ
塗装剤:四国化成 パレット
その他:コンクリートブロック 人工芝 防草シート 粒砕石



ご拝読いただきありがとうございます。
お客様のご要望に対して様々なご提案ができると思いますので、
外構をお考えの方はお気軽にお問い合わせください。
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株式会社 板屋建設

〒434-0024
静岡県浜松市浜北区竜南320番地

TEL:053-587-4355 

インスタ:@itayakensetsu
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