【業務範囲】建設業営業はどこまで担当する?図面・見積もり・工事中の役割を解説

皆さん、こんにちは。静岡県浜松市で、地域に根ざした外構・エクステリア、駐車場などの工事を手掛けている株式会社板屋建設です。


異業種で営業を経験してきた方が建設業の求人を見ると、「現地調査」「図面」「見積もり」「工事中の確認」など、一般的な営業とは異なる業務が並んでいて、戸惑うことがあるかもしれません。


「専門的な業務まで一人で担当するのだろうか」「CADを使えなければ応募できないのだろうか」と、不安に感じる方もいるでしょう。


建設業の営業は、商品を販売して契約を取るだけの仕事ではありません。お客様のご要望を整理し、敷地の条件を確認したうえで、工事として実現できる提案にまとめる役割を担います。契約後も、工事中の進捗確認やお客様との連絡調整に関わります。


板屋建設の営業は、お問い合わせ対応から現地調査、提案、見積もり、契約、工事中の進捗確認やお客様のフォローまで、幅広く関わる仕事です。


ただし、施工管理者と同じように工事の安全・品質・工程のすべてを管理するわけではありません。図面や工事書類についても、営業がすべてを一人で作成するとは限らず、案件や書類の種類に応じて社内で連携しながら進めます。


この記事では、板屋建設の営業が担当する業務範囲と、図面・見積もりの役割、社内での分業についてご説明します。


この記事で押さえていただきたいポイントは、次の3点です。

  • 営業は商談だけでなく、現地調査・提案・見積もり・工事中の進捗確認まで関わります
  • 図面と見積もりは、お客様と工事内容について認識を合わせるための重要な資料です
  • 営業と施工管理、建設ディレクターでは、それぞれ担当する役割が異なります

【目次】

  1. 建設業の営業は「商品を売る」だけの仕事ではありません
  2. 板屋建設の営業が担当する5つの業務工程
  3. 図面と見積もりにはどのような役割があるのか
  4. 建設ディレクターチームが担当する業務
  5. 異業種での営業経験を活かせること
  6. 応募前に確認しておきたい業務範囲
  7. よくある質問
  8. まとめ




■建設業の営業は「商品を売る」だけの仕事ではありません

建設業の営業は、お客様のご要望を聞いて契約するだけの仕事ではありません。現地の条件を確認し、予算や施工方法を踏まえて提案を組み立て、工事として形になるまでお客様と現場をつなぎます。


特に外構工事は、既製品をそのまま販売して終わる仕事ではありません。敷地の形や高低差、既存の建物、ご家族の暮らし方、ご予算などによって、適した計画は変わります。



・ひとつとして同じ計画はありません

外構工事では、「駐車場を広げたい」「庭を使いやすくしたい」「建物に合う外観にしたい」など、さまざまなご相談をいただきます。


同じ駐車場工事でも、車の台数を増やしたいのか、道路への出入りをしやすくしたいのか、雨の日に玄関まで移動しやすくしたいのかによって、必要な工事は異なります。


営業に必要なのは、いただいたご要望をそのまま見積もりにすることではありません。お客様が何に困っているのか、何を優先したいのかを聞き取り、現地の条件と照らし合わせて提案にまとめることです。


「話す力」だけではなく、「聞き取る力」「整理する力」「正しく確認する力」が重要になります。



・お問い合わせに対応する反響営業が中心です

板屋建設の営業は、個人のお客様からいただいたお問い合わせに対応する反響営業が中心です。


すでに外構や駐車場について「相談したい」というご希望を持ったお客様と向き合い、敷地条件やご予算、暮らし方に合った提案を組み立てます。


そのため、強く売り込むことよりも、お客様の状況を丁寧に確認し、納得していただける選択肢を提示することが重要です。


なお、営業方法や新規開拓業務の有無は募集職種や時期によって変わる可能性があります。応募時には、現在の詳しい業務内容をご確認ください。




■板屋建設の営業が担当する5つの業務工程

板屋建設の営業は、契約を取った時点で役割が終わるのではなく、工事中の進捗確認やお客様のフォローまで関わります。


具体的な仕事の流れを、5つの工程に分けてご説明します。



・1.お問い合わせ対応とヒアリング

最初の工程は、お客様からのお問い合わせに対応し、ご希望やお困りごとを整理することです。


「駐車場を広げたい」「庭を使いやすくしたい」「建物に合う外構にしたい」など、ご相談の入口はさまざまです。


お客様からいただいた言葉だけで判断するのではなく、ご予算、家族構成、車の台数、現在のお困りごと、完成後の使い方などを確認します。


複数のご希望がある場合は、優先順位も一緒に整理します。異業種の営業でヒアリングや課題整理を経験してきた方は、その経験を活かしやすい工程です。



・2.現地調査

ヒアリングの後は、実際の敷地を訪問して施工条件を確認します。


敷地の形状や寸法、高低差、既存物、道路との接続、車の出入り、雨水の流れなど、提案や見積もりに必要な情報を確認する工程です。


図面や写真だけでは分からない条件もあるため、現地を自分の目で確かめることが、提案と実際の工事とのずれを防ぐことにつながります。


現地調査や担当エリア内の移動があるため、営業職では普通自動車運転免許が必要です。現在の詳しい応募条件は、採用情報でご確認ください。



・3.提案と見積もり

現地調査で確認した情報をもとに、工事内容を整理し、提案資料や見積書を作成します。


板屋建設では、完成後のイメージを共有するため、3Dパースやデジタルデータなども活用しています。


図面やパースを作成する目的は、設計者として美しい図面を描くことだけではありません。どこに何を配置し、どのような仕上がりになるのかを、お客様に分かりやすく伝えることが大切です。


見積書についても、金額を提示するだけでは不十分です。どの工事にどれほどの費用がかかるのか、なぜその工事が必要なのかを説明し、お客様が判断できる状態をつくります。



・4.契約

提案内容、見積金額、使用する材料、工事条件などをご説明し、お客様にご納得いただいた段階で契約へ進みます。


建設工事は、契約後に仕様の変更や追加工事が発生する場合があります。そのため、変更が生じた場合の費用や工期への影響についても、事前に認識を合わせておくことが重要です。


営業には、契約を急ぐことよりも、お客様が内容を理解して判断できるように説明する誠実さが求められます。



・5.工事中の進捗確認とお客様のフォロー

契約後も、営業は工事中の進捗確認やお客様のフォローに関わります。


提案した内容が現場へ正しく共有されているかを確認し、必要に応じてお客様・社内・現場の間に入って連絡や調整を行います。


ただし、営業が施工管理者と同じ立場で、安全・品質・工程のすべてを管理するという意味ではありません。担当範囲は社内の役割分担や案件によって異なります。


正確には「営業が現場管理をすべて担当する」のではなく、「工事中も進捗確認やお客様対応に関わる仕事」と考えると分かりやすいでしょう。


自分がヒアリングし、提案したものが実際に形になっていく過程を見届けられることは、建設業営業ならではのやりがいです。




■図面と見積もりにはどのような役割があるのか

図面と見積もりは、単に契約を取るための営業資料ではありません。お客様と施工会社が、完成後のイメージや工事内容について認識を合わせるための重要な資料です。



・図面は完成イメージと施工内容を共有する資料です

外構工事では、言葉だけで完成後の状態を正確に伝えることが難しい場合があります。


図面や3Dパースを活用することで、駐車場やアプローチ、フェンス、カーポート、植栽などの位置関係を、視覚的に確認しやすくなります。


営業に求められるのは、設計者と同じように高度な作図を一人で完結させることだけではありません。


現地調査で確認した情報やお客様のご要望を正しく整理し、図面や提案資料へ反映すること、そして資料を使って工事内容を分かりやすく説明することが重要です。



・見積もりは金額と工事範囲を明確にする資料です

見積書には、使用する材料、施工する範囲、必要な作業、それぞれにかかる金額などが記載されます。


外構工事は、敷地条件や施工方法によって費用が変わります。そのため、商品価格だけを並べても、適切な見積もりにはなりません。


営業は、現地調査の内容や社内で確認した施工条件をもとに、何が見積もりに含まれているのかを整理します。


工事範囲や金額の根拠を明確にしておくことは、契約後の認識違いや追加費用をめぐるトラブルを防ぐうえでも重要です。



・CAD未経験でも入社時点からすべてを扱える必要はありません

建設業営業の求人を見ると、「CADを使えなければ応募できないのではないか」と不安に感じる方もいるでしょう。


営業が図面やデジタルツールに関わる場合でも、入社時点からすべての機能を使いこなせることが必須とは限りません。営業がどこまで作図を担当するかは、募集職種や社内の分担によって異なります。


大切なのは、新しい道具を学ぶことに抵抗を持たず、お客様のご要望や現地の情報を正しく資料へ反映できるようになることです。


具体的な使用ソフトや作図の担当範囲は、応募時または面接時にご確認ください。




■建設ディレクターチームが担当する業務

板屋建設では、2024年6月に建設ディレクターチームを設置しました。


建設ディレクターは、主に現場を管理する技術者を支えるため、工事書類やICTに関する業務を担当しています。



・工事書類やICT業務を分担しています

板屋建設が公開している建設ディレクターチームの主な業務には、次のようなものがあります。

  • 施工計画書や施工体制台帳などの作成
  • 道路使用許可申請に関する書類作成
  • コリンズ、建退共、マニフェストに関する業務
  • 測量成果書類、安全書類、完成書類の作成
  • 工事写真の整理
  • CADや3次元データの作成
  • ドローンを利用した写真測量
  • 安全管理パトロール


これらは、主に施工管理や現場技術者の業務を支えるためのものです。


建設ディレクターが担当する業務と、営業が担当する提案・見積もり・顧客対応は、同じものではありません。



・営業を直接支援する範囲は案件や社内分担によって異なります

建設ディレクターチームが作成する工事書類やデータは、結果として営業を含む社内全体の情報共有にも役立ちます。


ただし、「営業から依頼された図面や書類をすべて建設ディレクターが作成する」という意味ではありません。


営業、施工管理、現場スタッフ、建設ディレクターがそれぞれの役割を担い、必要な情報を共有しながら一つの工事を進めていきます。


営業として入社した場合の具体的な作図範囲や書類業務については、募集職種や配属によって異なる可能性があるため、面接時に確認することをおすすめします。



・デジタルツールを使う仕事です

板屋建設では、PC、スマートフォン、iPad、3Dパース、点群データなど、業務に応じてデジタルツールを活用しています。


新しいソフトや機器を覚える必要はありますが、最初からすべての操作を知っている必要はありません。


大切なのは、ツールを使うこと自体ではなく、情報共有を正確にし、お客様に提案内容を分かりやすく伝えるために活用することです。


仕事内容や現在の募集条件をもう少し詳しく知りたい方は、採用情報をご覧ください。


採用情報を確認する




■異業種での営業経験を活かせること

異業種で培ったヒアリング、提案、関係構築、社内調整などの経験は、建設業営業でも活かせる可能性があります。


一方で、外構や土木に関する専門知識は、入社後に新しく学ぶ必要があります。



・ヒアリングと課題整理の経験を活かせます

お客様の話を聞き、複数のご要望を整理し、優先順位をつけて提案するという営業の基本は、業界が変わっても共通しています。


特に外構工事では、価格、見た目、使いやすさ、安全性、メンテナンス性など、複数の条件を踏まえて計画を考える必要があります。


決まった商品を同じ方法で販売するというより、お客様ごとに提案内容を組み立てる営業に近い仕事です。


これまでの経験を振り返る際は、売上実績だけでなく、次のような経験も整理してみてください。

  • お客様の課題や要望をヒアリングした経験
  • 条件に合わせて提案内容を組み立てた経験
  • 提案資料や見積書を作成した経験
  • 社内や協力会社と調整した経験
  • 契約後や納品後もお客様をフォローした経験



・外構や土木の専門知識は入社後に学びます

外構工事の営業には、材料、寸法、施工工程、排水、高低差、基礎などに関する知識が必要です。


お客様へ誤解のない説明をするためには、営業であっても基本的な施工知識を身につけなければなりません。


板屋建設では、未経験者について「2年かけてゼロから育成する」という方針を採用ブログで紹介しています。


ただし、具体的な研修期間や同行期間、応募に必要な経験は、募集職種や時期によって異なる可能性があります。入社後の教育内容も含めて、現在の採用情報をご確認ください。



・失敗しないことより確認と相談が大切です

未経験から建設業へ入れば、分からないことや判断に迷うことが出てきます。


そのときに、分からないままお客様へ断定したり、一人で抱え込んだりしないことが重要です。


「現場に確認してから回答します」「この見積もりの条件をもう一度確認します」と、正確な情報を得てから伝える姿勢が信頼につながります。


建設業営業に必要なのは、最初からすべてを知っていることではなく、分からないことを確認し、必要な知識を学び続ける姿勢です。




■応募前に確認しておきたい業務範囲

建設業営業といっても、会社によって担当範囲は異なります。


お問い合わせ対応だけを担当する会社もあれば、現地調査、見積もり、契約、工事中の確認まで一貫して関わる会社もあります。


入社後のミスマッチを防ぐためには、求人票だけで判断せず、面接でも具体的な業務範囲を確認することが大切です。



・営業がどこまで図面や見積もりを作成するのか

図面や見積もりについては、次のような点を確認すると、入社後の仕事をイメージしやすくなります。

  • 営業自身がどこまで図面を作成するのか
  • 使用するCADや提案ソフトは何か
  • 見積もり作成時に相談できる担当者がいるか
  • 原価や施工方法を誰が確認するのか
  • 入社後にツールを学ぶ研修があるか



・契約後にどこまで現場へ関わるのか

「工事中も関わる」と書かれていても、その内容は会社によって異なります。


進捗確認とお客様への連絡が中心なのか、安全・品質・工程を管理する施工管理業務まで含むのかを確認しましょう。


板屋建設の営業求人では、工事中の進捗確認やお客様のフォローが業務として案内されています。具体的な担当範囲は、応募時に最新情報をご確認ください。



・働き方や移動手段も確認する

外構営業では、現地調査や工事中の確認で現場へ移動する機会があります。そのため、普通自動車運転免許や日常的な運転が必要になります。


板屋建設ではフレックスタイム制を導入しており、営業求人では直行直帰が可能と案内されています。


ただし、勤務時間の運用、社用車の利用条件、直行直帰できる範囲などは、職種や社内規定によって異なる可能性があります。応募時に最新の条件をご確認ください。



・担当範囲との相性を考える

板屋建設の営業は、商談と契約だけを担当する仕事ではありません。


お客様の話を聞き、現地を確認し、図面や見積もりを使って提案し、工事中も進捗確認やお客様のフォローに関わります。


次のような働き方を希望する方は、応募前に仕事内容との相性を確認することをおすすめします。

  • 商談と契約だけを担当したい
  • 契約後はお客様や現場に関わりたくない
  • 図面や数字を扱う業務を避けたい
  • 自動車を運転して現地へ移動することが難しい
  • 新しいソフトや施工知識を学ぶことに強い抵抗がある


一方で、自分の提案が形になるまで見届けたい方や、専門知識を身につけて営業としての幅を広げたい方にとっては、担当範囲の広さが仕事の面白さにつながります。




■よくある質問

建設業営業の担当範囲や図面、見積もりに関するよくある疑問にお答えします。



・建設業や外構工事の経験がなくても応募できますか

未経験者を対象とする募集が行われることはあります。ただし、募集職種や時期によって、営業経験や建設・住宅業界での実務経験が求められる場合があります。


現在の応募条件は、採用情報をご確認ください。



・CADを使ったことがなくても大丈夫ですか

入社時点でCAD経験が必須かどうかは、募集職種によって異なります。


営業に必要なのは、作図だけではなく、現地調査で確認した情報やお客様のご要望を整理し、図面を使って分かりやすく説明する力です。


営業が担当する作図の範囲や使用ソフト、入社後の教育については、面接時に確認することをおすすめします。



・見積もりを間違えた場合、営業が一人で責任を負いますか

見積もりは、材料、施工範囲、現場条件などを確認して作成する必要があります。


分からない点を一人で判断せず、上司や施工担当者などに確認しながら進めることが大切です。


具体的な見積もりの確認体制や承認の流れは、応募時にご確認ください。



・営業でも工事現場へ行きますか

はい。板屋建設の営業には、現地調査や工事中の進捗確認、お客様のフォローが含まれます。


ただし、施工管理者と同じように安全・品質・工程のすべてを管理するとは限りません。営業と施工管理の役割分担は、案件や社内体制によって異なります。



・普通自動車運転免許は必要ですか

板屋建設の営業求人では、普通自動車運転免許が応募要件として案内されています。


現地調査や担当エリア内の移動があるため、日常的な運転に支障がないかも確認しておきましょう。



・入社してすぐに一人で案件を担当しますか

未経験者については、段階的に業務を学ぶ方針が紹介されています。


ただし、同行期間や独り立ちまでの期間は、本人の経験、募集職種、担当業務によって変わります。具体的な教育の流れは、採用担当者へご確認ください。




■まとめ

株式会社板屋建設の営業は、お問い合わせ対応、現地調査、提案、見積もり、契約に加えて、工事中の進捗確認やお客様のフォローまで幅広く関わります。


ただし、営業が施工管理者と同じ立場で工事のすべてを管理するわけではありません。また、建設ディレクターチームは、主に現場技術者を支える工事書類やICT業務を担当しています。


図面と見積もりは、契約を取るためだけの資料ではありません。お客様、営業、施工担当者が、完成イメージや工事範囲、金額について認識を合わせるための重要な資料です。


提案したものが形になるまで見届けたい。工事内容や価格の根拠まで説明できる営業になりたい。専門知識を身につけて、営業としての幅を広げたい。そのような方にとって、建設業営業は経験を広げられる仕事です。


板屋建設は、静岡県浜松市浜名区を拠点に、外構・エクステリア、駐車場、土木、舗装、建築などの事業を手掛けています。


現在の募集職種や業務範囲について、少しでも気になることがありましたら、まずはお気軽にお問い合わせください。


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